「わっぱ飯」といえば、福島は会津地方の郷土料理。駅弁でもお馴染みですよね。ご当地の工芸品である「曲げわっぱ」を利用して作られることから名付けられた名前で中身のバリエーションが豊富なのが魅力な「わっぱ飯」を「和食の日の特別献立」に選ばせていただきました。僕の親友は福島の出身でして、学生時代から現在に至るまでの付き合いなんですが、久しぶりの再会で話も弾み「再会記念」も含めて作ることにしたんです(郷土料理っていいですよね)。というわけで「鮭といくらのはらこ飯風わっぱ飯」「いくらおろし」「椎茸と手毬麩のお吸い物」の3点セットで和食の日を彩ります。お吸い物に関しては「お吸い物を勉強しとこ!」の記事をご参照ください。今回はえびだし仕立ての美味しいわっぱ飯と、いくらおろしの2点を紹介します。会津地方のわっぱ飯は色々な具材と共にご飯を炊き上げるんですが、今回はご飯と具材のコントラストを考えて少し味をつけてみました(今回は宮城県郷土料理はらこめし風にえびだしで味付け)。鮭といくらと錦糸卵、三つ葉で彩も鮮やかな炊き込みご飯になったんじゃないかと思います。いくらおろしの方はいくらの味付けを考えながら適度に水分を絞ったおろしにそのまま乗せただけです。サーモントラウトの卵なんかを使うときは白だし:水=10:1くらいの地を作ってやってかけてあげると良いと思います(そのままの醤油だとしょっぱいかもしれません)。さあ、秋の締めくくりにふさわしい和のご飯で食卓を彩ってみませんか?
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鮭といくらのわっぱ飯
鮭の切り身1切れ、いくら適量(できるだけ多めが美味しい)、米1合、炊き込み用だし(白だし大1、醤油大1、塩小1、酒大2、海老だし(顆粒)小1/2、水200ml)、三つ葉1本、錦糸卵30g、お吸い物は別記事を参照してください、いくら50g、おろし80g、大葉1枚
1:鮭の切り身は3等分にカットし米1合はといで浸漬しておく(目安30分〜1時間)
2:浸漬完了後炊き込み出汁を入れ、鮭の切り身とともに通常通り炊飯する
3:その間に三つ葉のカットや、錦糸卵の準備をしておく(錦糸卵はちらし寿司の記事を検索)
4:炊き上がり後すぐにシャリきりしわっぱに盛り込み粗熱をとる
5:錦糸卵、いくら、秋鮭、三つ葉と盛り込み完成
6:たっぷりの大根おろしを用意し、軽く水を切っておく
7:大場を敷いた小鉢に大根おろし、いくらとのせ完成
8:いくらの味が薄い場合は、白だし1に対して水10の地を作り上からかける