頭の中でイメージしたことを、言葉や動作、まして料理で表現するなんてとても難しいことだと思います。例えば今回は「きのこの具材だけ入れて、水を入れレンジアップすれば手軽につけ汁きのこそばができる」という言葉を具現化しようとしたものです。「冷蔵保存が割と長く(1〜2週間)できて、そもそも味がついているので、そばを湯がいてしめておくだけ」のきのこの佃煮みたいなのが作れたら、きっとおかず作りに重宝するに違いないと思ったわけです。きのこは冷蔵庫ではなかなか日持ちしませんし、場所もとります。一気に解決できると思ったんですが、いざきのこの惣菜を作ると味がきのこに完全に入ってしまい、やや塩味が強い。何よりレンジアップすることでせっかくの香りも薄れ、きのこの食感だけしか感じない。今日、まさに今プロトタイプを作って食べたわけですが、まぁ悪くはないと思いました。ただ、翌日同じ味と香りのつゆになるかといえば、多分ダメでしょう。きのこを使った料理なら、香りを生かしたい。そばの香りときのこの香りが漂って、キリッとした塩味と旨味あふれるつゆで食べたい! ゴールは見えている、後はシュートを決めるだけだと自分に言い聞かせる、そんな創作物語。

美味しいを形にできるって素晴らしいと思います。世の料理研究家の方々には頭が下がります。
これが水を注いでレンジアップで作れたらいいな〜って思いませんか?
「塩きのこ炒め プロトタイプ」です。卵焼きの具材や、パスタと絡めるのもアリかもしれません。

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