やっとブログテーマに辿り着きました。さすらっているというのは、到着点ではないということ。この場合だと、これが「豚の生姜焼き」ですと言えないんですよね。お肉だと「ロースでしょ」という人もいれば「いや、豚バラの方がいい」とか、「豚コマだよ」という人もいるわけです。もうそれだけで味が変わる。下味つける派、つけない派、酒に漬け込む人、塩胡椒使わない人、下粉つける人、つけない人、ハチミツ入れちゃう人、野菜一緒に炒めちゃう人、入れない人。キリがない。困ったことに、そのどれもが美味しい。もうこうなると、例えば基本犬好きな人を集めて「しば犬が好き」「コーギーが好き」「パグが好き」なんてお互いが言い合っているようなもので、比べられるもんじゃないんです。だから、考えました。先の例なら「犬が好き」という大前提を大事にしてほしいんですよね。他の「豚の生姜焼き」を否定したりするのではなく、こういうやり方もあるんだな、こういう味もあるんだと知っていただければと思います。本来、レシピとは到着点です。この食材を準備してこの手順で作れば、こうなるというもの。だから、レシピってさすらってはいないんです。さすらっているのは僕自身の気持ち。このシチュエーションならこれがいいなとか、今日の客人ならこれがいいなとか... これが楽しくさすらうってことだと思っています。さて、今日の「豚の生姜焼き」はご飯のおかず、お弁当の具材にピッタリなレシピです。ファミリーユース仕上げ、いってみましょう!

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