料理屋で出てくるような粋な小鉢... こんなのチャチャっと作れたら、かっこいいですよ! ところで二杯酢とか三杯酢とか聞いたことありますか? 土佐酢もこれらの仲間なんです。二杯酢は酢と醤油を合わせたもの。三杯酢は酢、醤油にみりんの甘味を加えたもの。そして、土佐酢は出汁を加えて、酸味、甘味を調整したもの。肉、魚、野菜と、すべての素材と相性が良い万能調味料なので、酢物や和え物だけでなく、焼魚・肉料理・炒め物などの仕上げにひと振りするだけで割烹ぽい仕上がりになります。「だし強化月間」ですので今回は「土佐酢」の作り方と、「あん肝の土佐酢風味」を作っていきましょうか!(拍手)

濃厚でまったりした味わいも時にはいいものですね。今宵「清酒蔵そだち」でいただきましょうか。

「iketch、あん肝なんて鮮魚コーナーで売ってないよ...」 

缶詰コーナーに行ってくださいな! ありますって! あ、もしかして缶詰だと美味しくないと思っていますか? ちょっと一仕事しましょう。缶詰のあん肝は大抵味付けがなされていますので、崩れないように水で軽く洗い流してください。今回もそうしています。たったこれだけの操作であん肝のくどい味が和らいで、土佐酢がバッチリ仕事します。あん肝ということは、あんこうの肝? そうなんです、珍味なんです。では、解説しましょうか。

背骨以外のすべての部位をおいしく食べられるあんこう。「七つ道具」と言われる可食部位(肝臓・とも・ぬの・柳肉・水袋・えら・皮)のなかでも「あん肝(肝臓)」は、珍味として知られています。なめらかな口当たりと濃厚な味わいが特徴で、「海のフォアグラ」とも呼ばれています。焼いたり、煮たりと食べ方いろいろなんですが、そこはiketch「だし強化月間2024」。居酒屋で出てくる「あん肝」をだしを効かせた「土佐酢」で頂こうって訳です。缶詰でもいいお値段しますから、ちょっと冒険ですよね。でも、味は鉄板なので安心してください。

彼岸も過ぎ、一気に「秋色」に色付いてきた街並み。熱燗でいただくあん肝。忙しい日常に至福感じる一場面を刻んでいきましょう。

ね、缶詰に見えないでしょ。旨い肴に美味い酒。頑張った自分にご褒美を...

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