一つ一つ味付けの異なる地(スープ)で煮込んだ食材を一つに盛り合わせた煮物「炊き合わせ」。素材の彩りを大切にする日本人らしい和食なんですが、ちと面倒です。現代人が家庭で作るにはハードルが高過ぎます。そこでiketchからの提案。食材を減らして同一の地ベースを時間差で別の味の地ベースに変えて「炊き合わせ風」にしようというチャレンジです。具体的には大根、インゲンを同一ベースで煮込んだ後大根とインゲンだけ地と共に取り出し、油揚げを入れ地に別のだしを加えて煮込んで立体的な味付けをしようという試みです。果たしてうまくいくのでしょうか? OK、バッチリです。幾分地は濁りましたが概ね良好で美味しい炊き合わせになりました。ちょっとさましてから再加熱して熱々を食べても美味しいんですが、一晩寝かして味染みさせ冷たい小鉢に仕立てました。寒い日にたまに登場するiketchの冷たい料理ですが、何事もコントラスト。お酒で熱った体と舌をひんやり癒してくれる優しい味わいをこの季節にぜひどうぞ!

大根、インゲンと油揚げの味が違います。まとめのおつゆは油揚げを浸したえびだしです。どうでしょうか? 違う味付けなのにまとまってるってやはり和食は侮れません!

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