[和食月間2024EX]　カリッと香ばしい！　今治の焼鳥　[愛媛県今治市郷土料理]

焼き鳥担当のiketchとしては、避けて取れないライバル達。順次紹介していくわけなんですが、いきなりの強敵登場です（汗）！　愛媛県今治市の「やきとり」ですよ、カリカリのあの美味しい奴（愛媛県って登場回数多いですよね、美味いものの宝庫だ）！　かつて、我が埼玉勢の東松山「やきとり」を紹介し、今も当然日々焼いているわけなんですが、今治市のはなんと鶏皮。しかも、鉄板の上で鉄板をプレスしながら作るという独特の調理方法が光ります。

誕生したのは今から50年も前。鉄板で焼くことで、鶏肉から出る脂で揚げられ、プレスすることにより蒸されるため、火の通りが早く、素早く提供することができるからだそう。今治は、商売人が多く、せっかちで待つことが嫌いな気質といわれていたため、鉄板で素早く焼き上げるスタイルは、今治の人の気質と合い人気を博しました。その人気から、かつては100軒以上の鉄板焼き鳥店があったそうです。「今治焼き鳥」を代表するメニューは皮で、はじめに皮を食べ、最後の締めには「せんざんき」と呼ばれるから揚げを食べるというのが通の食べ方。面白いですね、この独自の作法。鉄板にも仕掛けがあるみたいです。鉄板はやや斜めに取り付けられていて、皮を焼く際余分な脂を落とす工夫がされているんだそう。これなら皮の旨味を残しながら、あっさりとした味わいを楽しむことができると思います（これが気になっていたんですよね。どう処理してるのか謎でした！）　

カリッ、パリッと香ばしく、適度な皮の食感とキレの良い後味。どうすっかな〜　iketchはステンレスターナーと筒ネギの力を借りて再現することにしました。筒ネギに油を吸わせる作戦です。うん、いけるいける！　それっぽい！　うまくいきました。埼玉では今治の焼き鳥食べられる店なんてほぼないでしょうから、工夫と知恵でいきますよ〜　では、美味しい奴、どうぞ！