さて、後ろ髪を引かれる思いでアグレッシュ川越を後にし、弓削多醤油さんの「醤遊王国」を目指します。久しぶりに食べた武蔵野うどんは滋味豊かな肉汁が特徴の埼玉の味、忘れられない味。そりゃ、自分で作りたくなりますよね。そのためには美味い「かえし」が必要です。暑い時期には散々「麺つゆ」推しだったiketchですが、そこは元麺屋店長、やはり「美味いかえしは自分で仕込みたい」んです。そのために必要なのは埼玉の料理に合う美味い醤油。過去記事で何本か弓削多さんの醤油を紹介したのは「味の方向性の目処をつけるため」だったわけです。で、今回「武州うどん」さんで肉汁を食べたのも「味に確信を持つため」なんです。

「旨じょっぱい味わい、コシの強いうどん、具材に柔らかく染みていく香りと塩味...」

やっぱり、これに帰ってくるんですよね、吟醸純生しょうゆ。今回は味の強い熟成、木桶仕込みさいしこみしょうゆと一緒にゲット。でも、あれこれ欲しい醤油がたくさんあるんだなぁ〜 醤遊王国。

うん、弓削多さん色々持ってるけどやっぱり定番「吟醸純生搾りしょうゆ」だな、間違いないとなりました。最近、めっきり「流離の調理師」のタグ更新がなかったじゃないですか。焦っていたわけじゃないんですが一応、iketchも調理師なんで調理師法「第一条 この法律は、調理師の資格等を定めて調理の業務に従事する者の資質を向上させることにより調理技術の合理的な発達を図り、もつて国民の食生活の向上に資することを目的と」したいわけですよ。

旨い料理を誰でも簡単に、簡単なオペレーションで実現できる。それが地元の郷土料理ならいうことなしじゃないですか。時間がかかるかもしれないし、うまくいかないかもしれない... やってみましょうよ、試してみましょうよ! それ試す技術と時間ぐらいは僕にだってあるだろ、って思うんです。「地元の美味しい△△を使って、この手順でこう作れば、ほらこんなに美味しい〇〇ができました!」って言いたいんですよね、長い間調理に従事してきた者として。地元の美味しい料理を他県の人に知ってもらいたいし、どの県の食材で作っても美味しいものにしたい、そんなスタンダードが作れないかという試みなんです(今日は真面目な話をしてるな)。

「やってみんベぇ」

とりあえず、動きましょう。それで川越を目指しました。日々、美味しい料理を紹介していきます。でも、美味しい料理を自分から発信できたら素敵ですよね! 思いつきじゃなくて、ずっと受け継がれていく味のスタンダード。調理師の端くれとして探っていきたいと思います。まずは、埼玉の味、肉汁うどんで。

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