こういうタイトル初だな... 男と女のラブゲームみたいな(古すぎて、誰もついてきてませんよ)。酒のアテを「梅とわさび」をテーマにして料理に携わる男女が考えたらどうなるか?  今回は料理研究家であり、Amebaオフィシャルブロガーでもある荻原和歌先生の一品と元麺屋iketchの一品を取り上げ「梅とわさびで春を待つ」を締めくくりたいと思います。

荻原先生の一品「鶯宿梅(おうしゅくばい)」から。見た目が、美しいですよね、ほんと。梅の木にとまったうぐいすに見立てた料理だそうです。推奨するのは日本酒。わかります。ちょっと箸の先にのせて、舌に運んでみてください。梅の酸味と塩味、わさびの爽やかな辛味がスッと鼻と舌を喜ばせてくれます。酒を飲む時塩をアテにしていける方なら、この味わかるはずです。「赤は梅、緑うぐいす、旨き酒」、梅とわさびの使い方が流石です。いい日本酒でいってください。作り方も簡単です。

わさびと梅の香りの共演。日本酒が止まりませんよ。

iketchからは「板わさ」です。板わさっていうのは“蕎麦前”といって、蕎麦を待つ間にわさびを添えた板かまぼこをつまみに酒をたしなむっていう文化からきています。 日本料理屋や寿司屋が生の魚を使うのに対して、蕎麦屋っていうのは乾いた鰹しかないでしょ。 お刺身に代わるものとして板わさがあるんです。板かまぼこを少し厚めに切り、その食感をわさびの香りと共に楽しむアテです。かまぼこは魚肉練り製品で塩味が感じられることから、その魚肉の旨さを損なわないようにするため醤油は使いません。いつもおまけのかまぼこが「こんなに美味しかったんだ」と驚くことと思います。白板(白かまぼこ)を使ったので立体感を出すために炙りました。そこまでしなくても大丈夫ですよ! 白板の上にたっぷり(市販品の生わさびはちょっぴり)のせて召し上がってください。今回は辛さを抑えるために「梅酒のロック」を合わせてみました。休み休み、チビチビいってください。

わさびを白板にのせてポンと口に放り込むとたちまちわさびの爽やかな辛さが追っかけてきます。それをチョーヤの梅酒で流し込む悦楽。たまりませんよ!

粋なつまみで、迎える春。いろいろ世の中ありますけど、自分や、彼女彼氏、女房旦那との時間、大切にしていきましょ。ひと月ご覧いただきありがとうございました!

ご協力いただいた皆さん(敬称略)

玉露園株式会社、モニプラ運営局、山本食品(わさびミュージアム)、越生梅林にいたプロカメラマン、当ブログをご覧の皆様、当ブログを宣伝してくれた上司(今、90度で礼をしております)。職場の頼りになる先輩、同期の皆さん。また、こんな企画ができますように。

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