今回は僕には「全然似合わない料理の筆頭格」である「海老とマッシュルームのアヒージョ」を紹介しましょう。海老とマッシュルームのピリ辛オイル煮込みとでも訳すんでしょうか? とにかくビールが進む味ですし、普段食べない旬のマッシュルームもモリモリ食べられるのでこれはいいんじゃないかと思いやってみることに。最近洋食タグの更新があまりなかったことですし... で、調理は至って簡単なので、海老の下処理について解説していきます。今回購入したのは「バナメイエビ頭なし、殻付き」です。海老は色々な処理を施された段階で店頭に並んでいますので、一番早いのは「処理、ボイル済み」です。ただ、処理が進んでいるということはそれだけ加工が施されているということなので、食感や旨味に大きな差が出てきます。(酒のツマミ)ですので旨味が多く残っている状態のものを利用することにしました。となると出てくるのが下処理。まず、頭側の皮を1/3程度剥いてから足を取り、残りの殻2/3を尻尾側から剥きます。足を取った側に黒い筋のようなものが走っています。これを背腸(せわた)と言います。包丁の先で背腸部分に切り込みを入れると背腸が飛び出してくるのでつまんで引き抜いてください。全て終わったら今回の量ですと小さじ1程度の片栗粉をよくまぶし、水で振り洗いをします。その後軽く水ですすいだら、キッチンペーパーなどで水を切り、大さじ1の酒をまぶして下処理終了です。「iketch、超めんどくさいよ!」とお叱りをいただきそうなんですが、「じゃあ、店いって食えよ!」と返しておきましょう。何事もチャレンジが大事です。生きている海老一匹から処理しろなんていってないじゃないですか。むしろ、「今美味いもんを、この手で作っているんだ!」くらいに思っててくださいよ。家族や彼女、彼氏に目の前で作ってあげてくださいな。びっくりしますよ、きっと。BBQなんかでフライパン持ってサラッと作ってあげてくださいよ、間違いなく一目置かれますから。チャレンジの楽しさとご褒美が同時に手に入る「海老とマッシュルームのアヒージョ」、ぜひものにしてくださいね!

警告:食べ終わったらオイルは捨てないでくださいね! スペインからイタリアへ旅行しますので!

海老、マッシュルーム、ミニトマトと口に運んでいく幸せ! それぞれが個々の持ち味を主張しながら、ニンニクオリーブオイルがそれらを綺麗にまとめ上げてます。文化って競い合えませんよね。スペインに敬礼!
海老の下処理:①頭側の殻を1/3ほど剥いて足を取り、尻尾側の方から残りの皮を剥きます。足がついていた側に縦にまっすぐ黒い筋が走っています(背腸)。これを包丁の先でちょっとやると身が切れて背腸が出てきます。これをまっすぐ引き抜きます。②片栗粉を小さじ1程まぶしてよく揉み込みます。③流水でよく洗い流し、キッチンペーパーで水気をとります。④大さじ1のワインか酒に浸して完了です。

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