幾度となく失敗を繰り返し、自分のものにできていなかった乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン、以降エビチリ)。やっと美味しいと思えるたたき台が完成しました。後はお好みで調味料をいじるだけで様々なシーンに対応するエビチリに化けるはず。さて、このエビチリは中華料理人の陳建民氏が日本で中華料理店を始める際に上海風四川料理、乾焼蝦仁をアレンジしたものが日本に広まったものとされています。ケチャップを使うものや、生のトマトを使うもの、チリソースを使うものとレシピも色々でエビ好き日本人に愛されている料理なんだなと思います。ちなみに陳建民氏は僕の尊敬する料理人陳建一氏のお父様になります。親子揃ってすごいですよね。日本に美味しい中華をたくさん紹介してくれています。そのエビチリ、甘くて、辛くて、プリッとしていて、色合いも美しく、ご飯にもお酒にも合う隙のない料理です。ただ、エビがお高いのと、調味料を多種類用いるので敬遠されている方も多いかと思います。失敗したらダメージ大きいですからね。そこで僕が拘ったのは、①簡単に手に入る食材であり、②工程が簡単で、③仕上げの段階で味調整が容易であることでした。①に関して、ケチャップベースを選択して、スーパーで買える調味料で全て賄います。②に関して、エビの下処理、辛だれベース、チリソースのパーツをそれぞれ作り、順番に加えることで完成させます。こうすれば途中であれを加えて、火加減はこうして... がなくなります。③に関して、仕上げ直前での調整がしやすい様に調味料にうま味調味料(味の素、ハイミーなど)を使っていません。最後に色々加えてアレンジ効きやすくなっています。これが市販品の「エビチリの素」みたいなレトルト使うとできません。ご家族やお友達に自信を持って「私が作ったエビチリです!」っていってもらえると思います。僕も中華のレシピに安定したエビチリが加わって内心、興奮してます! お待たせしました、美味しいやついってみましょう!

ポイントは直径3〜4センチくらいのむきエビ(背わたなし)を使うこと。これなら簡単。
辛だれベースのネギと豆板醤は香りたつまで炒めること! 辛さと香りはここで決まります。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事