暑い、暑いといっても涼しくはなりません。店では賄い担当が多いiketchなんですがテーマは「スタミナと涼味」。へばっていそうな時は声をかけながら「がっつり食べときましょう」なんていって広東麺、親子丼、賄いカレー、肉野菜の旨煮なんかが登場します。ちょっとゆとりがありそうな時は逆に冷やしたぬきうどんなどスルッといけるものを用意したりします。これ経験論なんですけど「食べない」ってのが一番ダメと再三いってきました。涼しい時や動いてない時はカロリーも消費されていないし、体の内部にも余裕があります。逆に汗だくでフル活動しているときこそあらゆる栄養素が消耗され不味いことになっているわけです。部活の子供なんて弁当とかモリモリ食べるじゃないですか? あれが大人にも必要だと思うんです。
そんなわけでヒントになるかわからないんですが、ご家庭でもそんなプロの知恵を持ち込んでみてはいかがでしょうか? ところで本日は「涼味」。日が翳っていると少し暑さも和らぎ、食事もとりやすくなります。冷たい一品と缶ビール、発泡酒、焼酎のソーダ割りなんかでしっかりと栄養を補っていきましょうね! 今回紹介するのは「麻辣鶏」、ピリ辛味でもやしや青梗菜をガッツリいただける鶏ハムです。
鶏ハムは過去にも紹介済みなんですが、まさに一味違う「ピリ辛鶏ハム!」として復活させました。過去のものも美味しいので(つけだれで味が変わるくらい)でそちらも宜しければお試しくださいね。

食欲。これなんとかしないと病気になっちゃう、夏本番じゃないですか! まぁ、パニクっていてもしょうがないんで、始められるところから手をつけようとオリジナルの棒棒鶏もどき麻辣鶏を紹介しようと思ったんです(8月度テーマへの布石です)。つけ汁ちょっと濃いめの鶏ハムです。しっかり漬け込んで、冷蔵庫で冷やして召し上がってみてください。あなたの食欲が刺激されるはずです。
脂質とタンパク質は摂取しないと。できればお野菜と共に、とiketchは思うんです。「豆腐毎日食べてるよ!」ということではなく、動物性も植物性も過不足なく摂取することが大事です。肉と野菜。今に始まったテーマではないですよね。古から続く難しいテーマだと思います。食生活なんて偏るのが当たり前。
若いみなさんなら「思い出した時」で良いので、日々の食生活に健康的な食事を絡めてください。30過ぎてもやんちゃ飯はまだいけますけど、40過ぎると流石にここまでの食生活のツケが回ってきますよ。50過ぎて、多少食生活に変化が現れてきたとはいえ、iketchは食事を作るのも食べるのも楽しめています。暑いのに説教かよなんて思わないでくださいね。
大切にした自分が、未来のあなたを作ります。未来のあなたに到達した時「健康」のありがたさに気づくはずです。作ってみて! 旨いから食べてみて! 夢中でもりもり食べているあなた。笑顔のあなたが今のiketchを支えてくれています。
追記:湯煎とは?
レシピにさりげなく「湯煎」と書いて思ったんですが、この調理法ご存知でしょうか? 湯煎は、お菓子作りでバターやチョコレートを溶かすときや、料理でローストビーフを作るときなどに使われる方法です。また、レトルト食品を温めるときにも湯煎する場合が多くなっています。50〜60度のお湯の状態を維持して上記調理操作をするんですが、沸騰してボコボコしているお湯に素材を入れるのはNG。お店だとウォーマーという一定温度を保つ調理器具があるのでそれを使用します。家庭の場合は一度沸騰させたお湯にびっくり水(差し水)をして温度をさげ、食材をイン、蓋をして放置するという流れで行なっています。これで十分です。
ただ、ウォーマーと違って2時間も3時間も同じ温度になっていませんから食べる時間帯や冷蔵庫で冷やす時間に合わせてやってくださいね。ではまた。