中央道を直走りながら、楽しみにしていたことの一つ。行ったことないんですよね、山梨県。甲斐の虎、武田信玄ゆかりの地です。戦国時代、あの織田信長をも恐れさせた最強武人生誕の地には、お宝がカッツリ眠っているはず。ハンドルを握る手に汗滲ませながら、双葉SAを目指しました。山梨県といえば、吉田のうどん、甲府の鳥モツ煮、あとなぜかのアワビ、もちろんSAなら地場の農産物を生かしたおいしい惣菜や漬物、おなじみどころなら信玄餅あたりですか... 忘れていませんか? そう「ほうとう」です。幅広の食べ応えある麺をたっぷりの野菜と、コク味噌でグツグツ煮込むあのアイテムだけは、何がなんでも入手したいっ! もっと時間があれば山梨で高速降りて美味しい店に行くのがいいんですが、まぁ仕方がないですね。僕はうまいものを探すの得意ですよ〜 双葉SAには2021年の武田信玄生誕500年にあやかって色々な催し物が現在も続けられていました。平日とはいえそこそこ混み合った駐車場を抜けて売店に向かうと、色々あるじゃないですか。ほうとうも種類が豊富で「でもなぁ〜 生麺と生麺についた小麦粉で作るのが美味いんだよな〜 ...ってあるんかい!?」 ありましたよ、生麺で。山梨県上原市の「株式会社勘助本舗」さんのワイルドすぎるアピアランスのほうとうをゲットしました。勘助本舗さんは他にも辛味噌なんかをSAにおろしている著名な企業さんでした。もう、これおいしいの間違い無いので、いかに本場のものに近づけるかというiketchの経験が物言う世界になりました。自宅に持って帰り、調理開始です。たっぷりの野菜、お肉の旨みをとかしながら味噌にとろみを加えていくと... はい、バッチリです。すごくいい味噌ですね、具材にしっかり味が入りました。麺はしっかり煮込んだのにモチモチです。3食で¥600はないですよ、しかもSAで。美味いほうとうを啜りながら、先代たちの料理の知恵に深く感銘を受けるiketchでした。
大根、人参、牛蒡、里芋、こんにゃく、かぼちゃ、鶏肉、インゲン、白髪ネギを下茹でし、その煮汁で味噌を溶かします。
「麺は粉を落として...」と作り方にありますが、遠慮なく粉ごとバラしながら入れて煮込みます。さらっとした味噌煮込みが好きな方は、粉落とししてから生麺を入れてくださいね。
五臓六腑に染み渡る旨味っていうんですか... 滅多に汁まで飲まないんですが、今回は完飲ってやつですね。
どうです、麺と味噌と作り方だけのワイルド仕様。でもね、お土産レベルの味じゃない店の味です、太鼓判!