寒い日々が続きます。身体を温めてくれる食べ物は前月「辛いもの」をテーマにやってみたのですが、やはり僕も和食の人。和の美味しさが感じられるホッとする温かさがお気に入りです。「納豆汁」は、たまにひきわり納豆を買って作っていたんですが、ふと「これ、いつ覚えたんだろう?」と思った料理でした。「納豆汁」は、山形県で古くから親しまれている冬の家庭料理です。「雪深い地域では早春に七草を揃えることができないため、七草の時期には、干物や保存食を利用してつくったこの「納豆汁」を食べて、1年間の無病息災を祈る習慣がある。また、最上地域では元旦や1月3日に、庄内地域では12月9日の大黒様が妻を迎える夜とされている「大黒様のお歳夜」や大晦日に食べることもある。」(うちの郷土料理/農林水産省HP)とありました。七草粥の代替品としての役割も持っていたんですね。自分には縁のなかった料理のはずですが、おそらく、味噌、味噌汁のインスタントのコーナーで見かけて購入し、自分の食生活に取り入れられていったのではと考察します。「納豆汁」を出すお店って中々見かけませんものね。iketch流「納豆汁」は根菜とこんにゃく、油揚げ、ひきわり納豆を用いたアレンジものになります。本来はいもがらなどを使うみたいなんですよね。たっぷりの根菜と歯触りが楽しいこんにゃく、油揚げを巻き込んで熱々の納豆でいただく、「納豆汁」。寒い時期を乗り切る人々の知恵がこんなところにもいかされています。

味噌汁腕にあらかじめひきわり納豆をかき混ぜておき、根菜汁をかけ混ぜながら食すiketch流。これなら納豆が苦手なご家族がいらっしゃっても大丈夫! 味噌汁啜りながら、時々かき混ぜて納豆の風味を味わうのが堪らないんです!

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