去年から、現在に至るまであちこちスーパー探していますけど、牡蠣って安くならないですよね。寒い時期に食べたい筆頭格なんですがちょいと敷居が高いです。とはいっても、スーパーだと年から年中カキフライって売っていますし、やっぱり日本人が好きな海産物なんでしょうね。でも、僕はスーパーさんのカキフライって買わないんです。何故かっていうと、固いから。何でも揚げたてが美味しいんですけど、カキフライは特にそう。牡蠣は火が通ると特に固くなります。牡蠣によく火を通さなければいけないのはノロウィルスの滅菌のためです。ノロウイルスは高熱(38度前後)や腹痛、激しい嘔吐や下痢、胃もたれや悪寒などの症状が現れます。幼児や身体の抵抗力が落ちている人だと、重症化するケースもあります。症状は一般に1~2日ほど継続します。食後1〜2時間で現れる食中毒菌で、二枚貝つまり牡蠣に多いんです。生食用と書かれていれば、まず大丈夫なんですが加熱用だとノロウイルスが潜伏している可能性が高くて、85℃~90℃で1分30秒以上加熱しないと菌が死にません。プリッとツルッとが美味しい牡蠣なのに取り扱いが難しい食品で、仕事の時も手袋や、殺菌、滅菌に十分注意しながら調理していました。安全衛生上火を通すのはもちろん大事なんですけど、やはり美味しくてなんぼじゃないですか。巷の牡蠣製品群はそこら辺を考慮して調整されていますので、火を通す過程でどうしても「牡蠣らしさ」が失われてしまっているんです。生牡蠣には敵いません。新年早々、ノロウイルスに感染して救急車で運ばれるのって嫌ですよね。そこでiketchとのお約束。牡蠣を食べるときは①できるだけ加熱して食べてください。確実に信頼がおける牡蠣ならいざ知らず、巷で売っているものは洗浄過程が見えませんので。②包丁まな板は使い分ける。これも交差汚染(ウイルスが他の食品に付着してしまうこと)を防ぐためです。③当然手はよく洗う。できれば使い捨ての手袋が望ましいです。ちょっと怖がらせてしまったみたいで申し訳ないです。食生活は、楽しく、美味しく、健康にが基本です!
しっかり水分をペーパーなどで吸わせてから、酒をまぶし5分ほど置いて臭み抜きをして完了です。