名前はすごいんですけど、作り方は簡単なのでご安心を。基本、味付けて焼くだけですので、今回はコンビネーションの参考までにしていただければと思います。食事の準備なんかで自分が気をつけているのは色合いです。赤、青(緑色)、黄、ピンク、白、黒、をテーブルに綺麗に乗せていくだけでおいしく見えるものです。まず、美味しそうに見えることを考えます。とは言っても、意外にテーブルには茶色、黄色系の色が並びませんか? こういうのも栄養の偏りの判断材料にしています。今は完成図が頭にあるので、あれとこれと加えようなんて考えて調理しています。当時の僕なんて「きっと何かが足りていない、でも、それが何かわからない」という状態でした。僕は管理栄養士さんでもフードコーディネーターさんでもないので、昔調理を教わったチーフに言われた「まず、うまそうだと見えるものを作れ」って言葉を大事にしています。意味が当時は理解できませんでした。ダメ出しされるたび「ちゃんと時間通りに焼いたのに!」とか「分量通りに作りました!」とか心であっかんべをしていました。そうじゃないんですよね。美しい木製の板に細切りの大根ツマが配置され、その上に大葉がピンとあしらわれている。赤く美しいマグロの切り身がきっちりと冷やされた上で捌かれており、立体的に盛られている。おろしたてのわさびの香りが漂い、鮮やかな菊花が刺身の上で綺麗な花を咲かせている... チーフはこれを作るんですよ。栄養素的には足りてないものばかりでしょうが「美味しそう!!」そう見える、見せることが大事なんですよね。このマグロの刺身が目の前に「お待たせしました」なんて置かれたら、もう、嫌なこと全部消し飛びますよ。チーフ、すいません、まだ勉強不足です。作って欲しいじゃなくて、作りたいと思わせるものをアップしていけるようにがんばります。そのために気をつけていることの一つが色合いです。おいおい、そこら辺も解説していきますね。「チーフ、今日のはどうですか?」

油は引かなくてもOKです。ジューシーで、皮はパリパリ! ニンジンサラダとベビーリーフをあしらってみました。

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