埼玉県民の皆様お待たせいたしました。2025年版肉汁うどん、「きのこと野菜たっぷり肉汁うどん」を紹介します! 今回のテーマは「簡単にお店の味、かつ、お店で食べられない具沢山肉汁うどん」です。
たっぷりのしめじと舞茸、香りと旨みの白菜とネギ、旨みたっぷりの肉汁をお届けします。前回「肉うどん」で紹介した肉汁に、茹でたてのコシが強いうどんをつけて食す、スタイル、早速いってみましょ!

まず、肉汁ベースなんですが、過去記事を参考に「混合だし」を引いてください。市販の「合わせだしの素」でも構いません。それに、桃屋のつゆ(ヤマキさんやヤマサさんでも構いませんが、甘めの麺つゆを使ってください)を合わせていきます。桃屋のつゆは400ml入りなのでだしは800ml必要です。水でもいいんですが、香りと旨みを乗せるためにもぜひ。合わせて沸騰したら火を止めて、粗熱を取ります。これで完成です。
次にお肉なんですが、ロース、豚バラ、肩ロースと部位は色々あるんですが、脂のバランスを考えて肩ロースでいきます。フライパンを熱して、大さじ1のサラダ油をいれ、400gの肩ロースを投入します。今回は3人前から4人前を想定しています。中火でじっくり周りを焼き固めていきます。焦がさないように。苦手な人はフライパンをガチガチに温めたら火を止めて、余熱で焼き色をつけていってください。その後弱火でじっくり火入れします。目安はこの分量なら10分ぐらいの火入れが必要です。焦らず、焦がさず、じっくりいきましょう。

粗熱をとったつゆベースに炒めた肉とネギの頭をトングなどで掴んで入れ、最初中火で加熱します。沸騰してきたら弱火にし、浮いてきたアクを丹念に取ります。つゆが1割減るくらいを意識して煮込んでいきます。煮込み終わったらそのまま常温まで粗熱をとっていきます。



肉を肉汁から取り出して、薄くスライスしていきます。厚さはお任せしますが4ミリ〜8ミリくらいがベスト、ベターかな。厚すぎるとチャーシューが冷たくて美味しくありません。iketchの肉汁うどんはチャーシューを加熱しません。

おおむね、ここまでが「肩ロースチャーシュー」の準備編になります。肩ロースを煮込んだつゆはそのまま肉汁として使いますので決して捨てないでくださいね。味見をすると煮込んだ分、ちょっとしょっぱいので減った分の水を加えても構いませんが、薄めすぎに注意してください。今回は白菜をメインに使いますので、水分がたくさん出ます。全ての具材を入れ少し加熱してから水を足す感じでいいと思います。
さて、おつゆなんですが、先にも述べたようにちょっとしょっぱさが出るかもしれません。薄めるときは「だし」「酒」などではなく必ず「水」を使用してください。もともと麺つゆと混合だしで作ったベースに豚肉のイノシン酸が溶けているので、口当たりが重くなります。で、たっぷりのお野菜と旨みを吸ってくれるきのこの出番となる訳です。自家製のかえしなら「アミノ酸調味料」無添加ですのでこの操作がいりません。料理は足し算なんですね。

白菜は1センチ幅の短冊にし、しめじはバラします。舞茸は食べやすい大きさにカットするなり千切るなりでいいと思います。肉汁(白くなった油脂分も含む)を200〜220mlくらい雪平鍋に移し後述するレシピ分量の材料を入れてしんなりするまで火入れします。つゆも温まってきますから煮込みすぎないようにしてくださいね。沸騰直前くらいで良いです。それを器に移して自家製チャーシューと笹打ちネギを添えます。うどんは先茹でして(乾麺や半生うどんなどコシが期待できるものが良いです)冷水で滑りをとり、しめておきます。
うどんに肉汁つゆを添えて、完成です。これでもかなり工程を抑えたんですが、やはり、家で作るにはハードルが高いですね。まして、自分でうどんをこね、足踏みしたり、かえしを仕込んだり... となるといつ食べられるかわかりません。麺料理って、簡単に食べられるイメージですけど、こんなに複雑だったんです。
今回はこんなふうに作ってるんだよ、お店のはこんな感じだよくらいに思っていただければ幸いです。スーパーでは冷凍の肉汁うどんなんてのもありました! まだ食べてませんが、企業様も考えてくれてます。何かを作るからくりが見えると、日々の調理のヒントになるかもしれません。レシピは参考値です、楽しんでいきましょうね! ではまた。













