僕の中には柑橘ランキングってのがありまして、その中で一番クセのないものが「すだち」になります。1位はレモン、2位はゆず、3位がカボス/すだちという感じでしょうか。まず、レモンですが、こいつが一番強力で全てを洋食化するパワーを持っています。何に使ってもこいつを使うとレモン味になってしまうやつです。ですから旬ものと合わせるはちょっと控えたい。次、ゆずですが、使うと一気に正月がやってきた感じになります。レモンほどではありませんが皮の部分が少量でも香りますので塩辛や沖漬けといったやや匂いの気になるもの、かけうどんの薬味(鰹の香りを和らげます)、醤油と合わせてゆずぽんにするのが正義でしょうか。で、カボス/すだちはっていうとレモン、ゆずに比べて香りも酸味も穏やかですので色々な料理にアクセントとして使いやすいです。前回はドライサワーに絞ってみましたが、あれもバッチリでした。ほのかな酸味と香りが抜群に焼酎を旨くします。で、今回は秋の定番「さんまの塩焼き」をいってみます。さんまに関してはグリル、七輪などなど焼き方さまざまですが、ありませんので(汗)ラジエントヒーターを熱源にフライパンで焼いていきます。お仕事では両面グリラー(サラマンダー)という調理器具を用いて遠赤外線で焼きますので、そりゃあ美味しいです。1本まるまる焼けますし、脂も上手に落としてくれます。家庭だとそうはいきませんので、アルミホイルを敷いたフライパンで、かつ出てくる脂をキッチンペーパーで吸いつつ仕上げていきます。どうでしょうか? 表7分裏7分でいい感じに仕上がりました。パサツキもありませんし上出来です。あとは季節のすだちをキュッと絞って、大根おろしと一緒にいただきましょう!
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さんまの塩焼き(ポイント/フライパン)
さんま1匹
1:さんまは頭の方に向かって包丁で撫でて鱗を落とす
2:しっかり水洗いする
3:両面にしっかり振り塩をする(焦がしたくない尾の部分は白くなるまでかけると見栄えがいいです)
4:フライパンにアルミホイルを敷き、加熱する。さんまは真ん中でカットしておく
5:片面7分ずつ中火で焼いていく。出てくる脂が多すぎるときはキッチンペーパーで拭き取る
6:秋刀魚をいじらない
7:おろしとすだちを添えて、熱々をいただきましょう! 完成