埼玉県内のほぼ中央に位置し、四方を河川に囲まれた輪中となっている川島町。北側で市野川を境に東松山市、吉見町に接し、東側で荒川を境に北本市、桶川市、上尾市に接し、南側で入間川を境に坂戸市に接しており「川に囲まれた島」のような地形となっています。比企郡に属し面積は約46平方キロメートル、人口は約1万9千人ほどの町です。荒川や荒川系河川の流域であることから町内は荒川低地となっており、立地を生かした農業が盛んでのどかな田園地帯が広がっています。旧街道沿いの国道254号旧道沿いを中心に住宅地となっているほか、近年では隣接自治体の川越駅や若葉駅などを最寄りとする新興住宅団地や工場も開発されています。2008年の圏央道川島インターチェンジ開通後は、立地条件を活かした産業団地などの整備も進んでおり、僕もこの界隈に暮らしていた時、東北に続く関越道、八王子、久喜を結ぶ圏央道に随分とお世話になりました。そんな静かな発展を続ける川島町には忘れてはならない埼玉名物「すったてうどん」が存在します。忙しい農作業の合間に、簡単でしかも美味しく食べられるようにとの先人たちの知恵が生み出した料理。 名前の由来は、胡麻、味噌、野菜などの具材を「すりたて」で食べていたところに由来します。「すったて」のことを「冷汁(ひやしる)」または「つったて」と呼ぶこともあります。今では県内のうどん屋さんでは季節になると登場するお約束メニューです。ごま香る味噌つゆにたっぷりの野菜とともに食べるコシのあるうどん「すったて」。冷んやりとして、汗の引く素朴な味わいを今回はご紹介しますね!

茹でたてシコシコの麺とシャキシャキ野菜を、風味たっぷりのごま味噌つゆに入れてどうぞ!

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