和風なものを紹介しましたので、洋風なものもいっときましょうか。「菜の花とベーコンのスープパスタ」になります。コンソメスープの味を活かした春っぽい優しい味わいにしました。ところで、コンソメってなんなのでしょうか? 調味料のコーナーには「コンソメ」とか「ブイヨン」なんて書かれたものが置いてあります。違いについて説明しますね。 「ブイヨン」は肉と香味野菜、ブーケガルニで煮出しただし汁です。 「コンソメ」は、「ブイヨン」をさらに肉と野菜で煮出して、コク、うま味、香りを強くし、塩などで味を整えたスープです。もともと「コンソメ(consommé)」はフランス語で「完成された」という意味で、そのまま飲んでもおいしいスープとして親しまれています。 他方「ブイヨン(bouillon)」とは、フランス語で「だし」のことを指します。僕らなんかは「西洋だし」なんて言ったりします。これらは日本で言うなら「つゆ」と「だし」の関係ということなんですね。コンソメキューブや顆粒コンソメは「麺つゆ」のような用い方をすればいいわけです。ブイヨンはトマトソースやシチューなんかのベースに使うと旨味とコクが出せます。今回はパスタの茹で汁とベーコンの塩味をそのまま活用し、スープが美味しいパスタ料理に仕上げてみました。菜の花が上手にスープを吸ってくれて味わいも格別です。では、いってみましょう!

薄い琥珀色のスープにピンクと緑の彩がとても綺麗です。

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