過去茨城県は牛久市や取手市にいました。いいところですよね、茨城県。そういえば思い出した。とあるお店で店長をしていた時に調理場に軽トラが突っ込んできました。僕のすぐ横50センチくらいのところに荷台があって、要するにキッチンに軽トラが突き刺さっているわけです。「大丈夫か〜 」というおじいさんの声。お玉を持って立ち尽くす自分。時を刻み続ける時計の音。何もかもがシュールな光景でした。
誤操作なわけですが、ま、色々大変でした。警察やゼネラルマネジャーに連絡したり... 兎にも角にもおじいさんが平謝りなわけですよ、気の毒なくらい。もう、いいんですっていってもすごい謝ってくる。いい人なんだろうなって思いました。で、警察が到着、茨城県警です。ちょっと年配の警察官の方が、
「あんた、店長さん? 怪我ねぇか?」
バリバリの茨城弁でした(笑)
なんか吹き出しそうなのを堪えて、大丈夫ですと答えると、
「そうか、そうか、怪我がねぇならよがっぺよ〜 」
って言われて思わず笑顔になりました。おじいさんもちょっとホッとした顔。僕も実際怖い顔してたんでしょうね。優しい笑顔のおまわりさん! この人もいい人なんだろうなって。そう、大変な事態でしたよ。でも怪我がなくてよかったじゃないですか。後日、店も修復され、おじいさんも店に来て再度丁寧に謝罪いただきました。
いい国だな、茨城。ほんとそう思いました。そんなことを思い出しながら作ったなすのしん焼き。しぎ焼きって聞いたこともあるんですが、どっちなんだろう。茨城の方あってますかね? 要するにはなすの甘味噌焼きです。純和食です。過去にも味噌炒めを色々と紹介してきたんですがiketch流のアレンジが施された現代食に対応できる仕様になってます。今回は純粋に郷土料理として作りました。和のテイスト満載のほっこりする味わいです。これに味噌汁と漬物があれば夕食も万々歳です♪



なすを焼いてみそで食べる「しぎ焼き」。 江戸時代の料理書にも登場している、古くからある料理です。 縦長に切ったなすの形が鳥の 鴫 しぎ に似ているのが語源といわれますが、もっと前には、中をくり抜いたなすに鴫の肉を詰める料理があったようで、その名残という説もあります。懐かしい、どこかホッとする故郷の味。うまいもんどころ茨城の面目躍如ですね! 肉も魚もいらない、逞しい野菜と味噌の味。遠い過去から大切に継承されてきた自慢の一品。ご飯と一緒に頬張ると忙しくも充実していた茨城県での生活が心に思い起こされます。









