今回は「真夜中の〇〇」ではない揚げ物の紹介です。最近の料理家の中で一番に尊敬する栗原はるみさんのレシピから「牛肉メンチカツ」をいってみましょう。これ、合い挽きや豚肉のメンチと違って牛肉の濃い味との戦いになります。かつおのたたきとかでもそうなんですが、もとの食材の旨味が強すぎると、正直食べ飽きてしまうんですね。だから僕は、牛肉の料理に関して「いかに飽きずに食べさせる工夫をしているか」というところに注目します。ここが栗原さんらしい。レモンとコールスローとわさびを持ってきてます! 食べる人のことを考えてますよね、「さっぱりを3種類」用意してくれてます。まず、さっぱりの筆頭レモン。これだけでサクサクいけますが、千切りキャベツではなくコールスローが心憎いです。ほんのり酸味と、適度に水気があって一気に口の中をリセットできます。最後はワサビ、ツンとくる辛さと香りで牛肉メンチの違う一面を見させてくれます(和風ステーキ頼むとわさび醤油の味付けで出すお店ありますものね)。大満足の一皿です。タレやソースばかりに目が行きがちなiketchと違うアプローチがとても参考になります。もちろん和がらしにウスターソースもありですよ! 本当に久しぶりに衣も変えて作ってみました。「サクッとジューシーも悪くないな...(汗)」。何事も馬鹿の一つ覚えにならないように頑張りたいと思いました。

牛肉はやっぱり味が濃いですね。でもさっぱりした付け合わせで味変しながら最後まで美味しく食べられますよ!
ポイントはやはり、コールスロー、レモン、わさびの3点セット。強く濃くなってくる味わいを上手にかわしながら食べさせる影の立役者です。

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