寒ブリなんていって、ブリの旬は冬。でも、一年を通じて安定した価格で入手できるありがたい魚です。出世魚という別名で知られるように、モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリの順に成長していきます。地域によって名前が違うのも面白いです。関西ではハマチ、メジロと呼んでいます。さて、ブリなんですが天然と養殖で少々味が違います。天然は筋肉質で身が赤く、味はさっぱりしています。養殖は脂乗りが良く肉厚で身が白く、味は濃厚です。天然物は旬以外の時期は痩せ気味で、養殖より安く買えたりします。食べ方もさまざまで刺身、焼き魚、煮魚、しゃぶしゃぶと広い範囲をカバーします。切り身で売られることが多いため、鮮度の見分け方は血合いの色。赤い部分が綺麗な赤色なら新鮮、黒ずんでいれば鮮度が落ちると覚えていただければと思います。豊富な不飽和脂肪酸(DHA、EPA、パルミトレイン酸)を含み、ビタミンA、D、E、鉄、血合いにはタウリンも多く、栄養価の高い魚です。うんちく、長すぎですみません。僕の大好きな魚なんですよね。そんなブリをご飯に乗せて、ガッツリ頂こうと思います。ごまの風味が活かせてブリの濃厚さに負けないタレを用意しましたよ、題して「ブリのごま漬け丼」、いってみましょう!

30分しっかり漬け込むとこのような色に。味わい濃厚、臭みも抑えられ、薬味が爽やかに香ります。

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