今年UNEP(国連環境計画)で発表された「食品ロス世界ランキング」は家庭で廃棄される食べ物の量についてのランキングなんですが、日本は14位でした。1位中国はなんとなくわかるんですが、アメリカより悪いです。「もったいない」の国なのにおかしいですよね。「和食は調理で捨てる部分が多いから〜」なんてのを聞いたことありますけど、ナンセンスです。今や世界中の国々の料理が安価に食べられる日本において「和食限定廃棄」はあり得ない。これ、国民の意識の問題だと思います。食育を国や企業が子供達に推進していることはありがたい限りなんですが、私たち家庭や個人(特に成人)もフードロスについて真剣に考えていかないといけないと思います。捨てられるものも「命が宿っていた食材」です。使えるところまで大事に使っていきたいものです。僕も飲食ずっとやってきましたけど、幼い頃の祖母の教育や、まかない料理の意義と技術を学べたことにとても感謝しています。その学んだことをコラムや調理方法でこれからも紹介していきます。それで私たち(僕も含めて)にできることはないか、調べてみました。真摯に受け止めて、子供達に胸張れる大人でありたいものです。

1:買い物に出かける時は冷蔵庫・冷凍庫の中身を確認する(買いすぎない)

2:食べ切れないほど買わない

3:バラ売り、少量パックを利用してみる(僕はだいたいプライベートはこれです)

4:すぐ食べるものは陳列品を前からとる ※一見賞味期限・消費期限の高いものを買えばお得に感じますが2つのデメリットがあります。1つ目は家庭での保管状態によって鮮度が安定せず、劣化を進めてしまうこと、2つ目は店舗の廃棄が増えるので、店舗側が発注をコントロールしてしまい欲しい商品が消えてしまう可能性があること、もしくは在庫ストックを減らしてしまうことです。

企業の多くはマーケティング戦略において、売れるものを安定供給したい思いがあります。力が強いもの(企業)が勝つのは当然なのでしょうが、いつものお気に入りが無くなったり、値上げされたらいやですよね。僕たちは自分たちでできることをしていきましょう。

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