埼玉県下でもトップクラスの「暑さ」で有名な熊谷市。いやいや、人情に「厚く」町おこしに「熱い」町だってことを忘れちゃいけません。今回は「おかってや」案件なのかイベント案件なのかわかりませんが、「夏の陣」で紹介しきれなかった熊谷名物「ホルどん」を「外伝」という形で紹介しますね(汗)。

普通の焼きうどんより、断然こちらが旨いから! ホルモンが手に入ったらやってみて!

熊谷といえば良質な小麦の産地でもあり、美味しいうどん屋さんがたくさんあります。僕は「田舎っぺ」といううどん屋さんの肉汁うどんが大好物なんですが、そういう伝統的な料理ばかりではなく、地場産の食材を活かして新しい名物料理の開発にも余念がない熊谷民。「おかってや」案件でも「熊谷フライ焼き」「聖天寿司」などチョイチョイ取り上げてます。暑さにまけない激辛料理シリーズ「辛クマ」や、ひんやり美味しいかき氷「雪くま」などまだ紹介できていない名物も盛りだくさんです。その中で「翔んで埼玉」劇中内でもはためいた「熊谷ホルどん」ののぼり旗、気になった方もいらっしゃったのではないでしょうか? あののぼり旗を掲げて「流山決戦」や「都庁進撃」に熊谷民が走るんですが、笑いが止まりませんでした。

「だから、なんでホルどんなんだよ(笑)!」(あののぼり旗ちょいちょい目立つんですよ。シリアスシーンでも)

って。下手すれば「地元民だって知らないよ、ホルどん!」。そうなんです、暑い(熱い)熊谷の新しい名物を開発すべく平成22年に開催された「熊谷B級グルメ選手権」でグランプリに輝いたのがホルモン+焼きうどん、通称「熊谷ホルどん」なんです。古くからの地元民だと多分知らない料理です。熊谷特産の小麦を使ったうどんと、熊谷人になじみ深い豚ホルモンを使った、旨みたっぷりのオリジナル焼うどん。有名店は市内に数多く存在し一番馴染みが深いのが「満願堂」さんかな。で、簡単なんでこれを再現していこうってわけです。ところで、「2024年/どうするiketch? 埼玉夏の陣」において、エバラさんの焼肉タレ「黄金の味」が登場したのを覚えてますか? 神奈川からやってきた敵味方不明の調味料武将として活躍した「黄金の味」、これを使って作るんです(壮大な伏線回収だな... もう、忘れている人いるぞ)。ただ、あの時期熊谷も大変なことになってましたし(熊谷の夏、お察しください)、正直、40度近い気温の中「焼きうどんはない、その選択肢はない!」って自分に言われまして、見送らせていただきました。でもね、「うんめ〜んだ、これが!」 メインにもサブにもなれる立ち位置だし、もうね、今紹介しなかったらまた来年ですよ。だからこその、登場です。

武蔵国が大勝利を収めた「埼玉夏の陣」。一番の激戦区となった熊谷の地で武将「熊谷うどん」を筆頭に戦い、守り抜いた兵たちを忘れてはならない。コシの強い麺と地場産の肉野菜を手に一進一退の戦いを繰り広げる「熊谷うどん」、強力な飛び道具を武器に夏の魔物たちを蹴散らす武将「辛くま」、ゲリラ戦を展開するクノイチ「雪くま」、そして...

飯も酒もドンと来いっ! 気をてらわない、質実剛健な味わいです。

「ここが熊谷! わしがホルどんよ!」

灼熱の大地に立ち昇る湯気、踊る鰹節! 失いかけた食欲を呼び戻す甘辛いホルモンの香り! もちもちした麺と共に口内を暴れる地場野菜たち! 

「新しい旨さを思い知れ!」

老家臣の「熊谷フライ焼き」と共にますらお立ちするその姿。夏の魔物熊谷方面軍は震え上がったに違いない。逃げ惑う夏の魔物たちに強烈な旨さを叩き込んで「ホルどん」は叫ぶ!

「暑いんじゃねえ! 熱いんじゃ熊谷は!」

きっと今年の夏も熊谷は熱く闘う!

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