居酒屋メニューでちょっと外せない「あさりバター」を紹介します。あさりは、浅い場所にいるため「浅貝」の意味があって、「あ」は浅い「さり」は砂利で砂地にいることから、この名がついたと考えられています。また、海辺で手軽に獲れるので、「漁る」から「アサリ」に転訛したとも言われています。日本人の食卓にもっともなじみ深い貝ともいえるあさりなんですが、国内の浅瀬、干潟の減少で激減しました。88年頃まではほとんど国産ものでまかなっていましたが、徐々に輸入ものが増え、現在では中国・韓国からの輸入ものが国産を上回っています。旬は3月~5月、9月~10月ですが、通年出回っています。今回のものは中国産です。栄養素としては鉄が多く、ビタミンB12も含まれています。特に鉄はヘム鉄と呼ばれるもので人間のからだに吸収しやすく女性にお勧めです。むき身のあさりはともかく、殻付きは「砂抜き」の作業が必要になります。2〜3%の食塩水につけて砂を吐き出させてから出ないと、ジャリッとなります。そこが面倒なところかもしれないんですが、出来上がったあさりバターを殻から啄みながら食べるのが美味しいんですよね。待ちきれません、いってみましょう!

塩胡椒はお好みで加減してください。小さじ1/2以下での使用がお勧めです。

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