さいたま市の東部に位置する11万人が暮らす「人形と人情の街、岩槻」。かつては城下町として栄えた岩槻でしたが、岩槻城落城後は宿場町へと移り変わり、由緒正しき町名も住居表示実施の流れにより1965年頃から順次消滅してしまいました。現在では本町・東町・西町・仲町・府内などの町名となっていますが、なんか寂しいですよね。ただ、名所、旧跡、史跡は区内のあちこちに残り、古き良き時代の面影を現在に伝えています。そんな岩槻ご当地メニューは「豆腐ラーメン」。B級グルメ2回優勝レストラン大手門の看板メニューです。これを再現していきます。まず、レビューを拾ってみますと「とろり餡掛けが後を引く」「食後喉が渇く」「見た目ほど辛くなくて美味しい」とあります。自分はかつて岩槻に住んでいたんですけど、仕事が忙しくて行く機会がないまま転勤になったので、実際の味がわかりません。また、再現レシピを見てみると市販の袋麺を利用した作り方が多くを占め、今ひとつ麺料理の美味しさが伝えられそうにありません。そこで、中華そばをベースに餡掛け肉豆腐をのせる手法で調整してみました。構成は「市販の生麺を湯がく」「スープは独自に作る」「スープと麺に絡む餡を作る」です。これが難しい。コンロは一般家庭なら2つくらいが多いと思うのですが、同時進行だと3つ必要。だとすると作ったスープを直前レンジアップで仕上げ、麺と餡との出来上がりの時間差を無くせないか。OK、いい感じです。餡とスープの味が相互に干渉し合うように濃すぎない、飲み干せる味わいに仕立てました。どうでしょうか? 

アピアランスはレストラン大手門さんを真似てわかめと刻みネギです。
オーソドックスな中華そばに優しい豆腐あんがのせてあるイメージです。とっても美味しい!

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