熊本がやばいことになってます。iketch仕事の行き帰り電車なんですが、もうニュース見るのが嫌になります。金庫にお金を戻しに行って命を落とした女の子。お悔やみ申し上げます。
「金なんて別にいいだろ!? その子の命に勝るものなんてないだろ!」
悲しいやら、悔しいやら。させたのは会社の人とのこと。ニュース見てて、怒り心頭でした。東日本大震災の時、余震が終わって避難していた駐車場から戻ろうとしたパートさんに、
「戻るな! そうやってみんな死ぬんだから! 本震がくる、動くな!」
と叫んだ自分を思い出します。「命に勝るもの無し」です。お客様も従業員もみんな無事でした。こんな時、お金なんてどうでもいいでしょ。本震が来ました。アスファルトがうねり、逃げ場所の全くない恐怖がやってきました。親しいもの同士で肩を抱き合う方々もいる中、僕ら従業員はただしゃがんでいるしかなかった。悪夢は過ぎ去りパートリーダーに言われました、
「〇〇さん(iketch)、どうして、次にすごい地震がくるってわかったの!?」
僕は下っ端マネジャーでした。東日本大震災の日、千葉県柏市にいました、3月11日です、死ぬまで忘れないでしょう。
「僕は阪神淡路大震災で怖い思いをしたんだ、大学生だった。でも、何もできなくてただ震えてた。親友の知り合いも亡くなった。もう、勘弁してくれ!」
僕はベソをかいていました。答えにはなっていませんでしたが、とにかく人が死ぬのは見たくない。そんな思いしかありませんでした。リーダー、僕の手を握ってくれていました。こうなるんだ、災害が起きるといつもこうだ。みんな泣く。みんな地面を見つめる。嫌なんですよ、そんなの。昨日まで笑っていた人が冷たくなってる。美しい建物が崩壊している、瓦礫に埋もれてる。そりゃ、長いスパンで見れば地球上の産物ですからそうでしょう、でもね、見せられて楽しいもんじゃないんですよ。日常があった、平和な毎日があったんです、何か悪いことをしたわけでも、誰かを傷つけたわけでもないのに、そんな人が命を落としたなんてニュース知って楽しいですか? あぁ、嫌だ、嫌だ! がんばれじゃないんですよ、頑張ってるんですよ、熊本の民も。頑張りようがないじゃないじゃないですか、これじゃ。この時の記憶は大災害が起きると必ずシンクロしてきます。マイナスストロークしか出てこない。
こちとら宮崎にルーツを持つ九州の民だ。いつも全国に元気とうまいもんを届けてもらってる恩義忘れちゃいません。九州は家族だ。負けんじゃねえぞ、何度でも立ち上がるんだ。小泉防衛大臣が、色々と便宜を図ってくれてるみたいだ、頼りになるぜ、大臣! 自衛隊の皆様、いつもありがとうございます。熊本をお願いします。あなたたちしかいないんです。入間基地からシャワー設備を乗せた飛行機が飛び立ちました!

お願いします、お願いします。また、手を合わせるだけですみません。熊本の人に日常の幸せを。前回の地震の時からまだ日も経っていません。熊本城も傷ついたままです。そこに、今回の台風です。

折れないでください、諦めないでください、僕たちは「チームジャパン」だ!
「前向くぞ! 熊本!」
そんな思いを胸に作った大平燕(タイピーエン)。プロの一皿届けたいな... 今回も「ヤマキ 地鶏と鰹のだし」をベースに仕立てました。その傷は僕の傷。肥後国(ひごのくに/熊本県)に「一緒に乗り越えるぞ」とエールを送る男が1匹、手を合わせながら。武蔵国より。










