さて、チョレギサラダとはなんぞや? ですよね。初めて作るんですが、いろいろレシピを眺めてみてああしよう、こうしようと形になりましたので紹介です。まず、チョレギなんですがお隣、韓国の方言で「浅漬けのキムチ」という意味があるそうです。で、多分日本人お得意の「魔改造」だろうと調べたところ、日本の食品メーカーが「チョレギサラダ」という名前の韓国風ドレッシングを販売したことがきっかけとなり、その言葉で広まったそうです。

辛くないから安心して! あ〜 これ韓国料理、焼肉とかに合うかも。

意図としては「やわらかい内葉を手でちぎり冷水に浸してしっかりと水を切るので、パリパリの食感を味わえるレタスのサラダ」と伝えたかったみたいですね。そのため、韓国を訪れた際にお店で注文しても、残念ながら出てきません。 そんなわけで、チョレギサラダは日本オリジナルの食べ物。 ちなみに、白状しときましょうか、日本の食品メーカーというのはエバラ食品(わざわざ太字にするし... )です。「チョレギサラダドレッシング」。

じゃあ、もう、勝ち目ないじゃん(涙目)。いやいや、諦めない諦めない! 本質で勝負しましょうよ。わざわざ太字にしたところにヒントがあります(エバラ食品は気にしないでください)。パリパリっとした食感を楽しむサラダ、浅漬けのように食べられる野菜、これ作っていきましょ! レタスは高いので今回は大根千切り、水菜、人参をベースにしました。ドレッシングのレシピが弱いな〜(焼肉なんかと一緒に食べる時は良さそうです)と思ったので韓国海苔や調味料で調整しました。海苔を入れるとイノシン酸とグルタミン酸の旨みが出ますので、それを利用しましょうってことです。

野菜はカット後は必ず冷水に晒してパリッとさせてください。そのあとは水気をしっかり切ること。もうこれで半分成功したも同然。そしてiketch流「チョレギドレッシング」は「恐れず、加熱せよ」です。サラサラのドレッシングをジュワッとやって、韓国海苔を絡め軽く混ぜて召し上がってください。

いける、いける! 単品で飲める味に仕上がりました(居酒屋風?) サラダで一杯やれます!

「このパリッと感、サイゼリヤかよ!?」

となること請け合いです。これ浸透圧を利用しています。冷たいドレッシングだと油がうまく乳化(エマルジョンといいます)せず分離していて皿の底に落ちてしまいます。それで塩分だけ野菜にくっついてしまい、水分が流れ出てベチャッとしたサラダになっちゃうんです。熱した油はサラサラでしっかり調味料が混ざり切っていますからサラダも上手にコーティングされます。味も、油脂感も保たれるし、時間が経過してもパリッとした食感が続くんです。おまけに野菜の香りも立ちます。ね、いいこと聞いたでしょ? 他のドレッシングなんかはしばらく常温で放置してよく振ってから使うとうまく混ざります。温度って重要なんですね。

初の韓国風サラダはうまくいきました。お試しあれ!

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