「やってみせ言って聞かせてさせてみせ、誉めてやらねば人は動かじ。話し合い耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず」

大日本帝国海軍連合艦隊司令長官山本五十六氏の言葉です。彼の金言は色々あって、どれも僕の宝物なんですが、今回はこちらを紹介します。初めて店長になるとき、部長にいい営業とは「お前がお迎えし、お前が案内し、お前がオーダーを取り、お前が作り、お前が運び、お前がもてなし、お前が会計し、お前が見送れ、全て部下の前でやってみせろ、みんなができるようになればそれがいい店、いい営業だ」と教えられました。24歳の自分のオペレーションなんて、がむしゃらなだけで、褒められたものではありませんでしたが、認めてくれたんですね。嬉しくて、涙が止まりませんでした。その後、人を教育する上で何度もつまづいてきました。トレーナーセミナーにもいきました。そのときテキストに載っていたのが冒頭の言葉でした。部長の言葉とオーバーラップし、心が震えたことを覚えています。「やっといて」でも上の立場にいれば、人は動いてくれます。でも、育たないんですよね、それでは。やってみせて、やらせて見せて、褒めてあげて、「任せたよ」の一言で、人は成長していきます。ぼちぼち色々な飲食店をみて回りますが、できているところとそうでないところとやはり見受けられます。かつて、人事の部長に「何もしなければ人罪、教えただけなら人材、育った人が会社の力になって人財だ」と教わりました。言い方さまざまですけど、根本はいっしょなんですね。登る朝日を見ながらぼんやりと考えました。今日は成長する、成長させる1日になりそうですか? 

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