いわし類の中で最も漁獲量の多いマイワシの旬は、5月から10月にかけてです。 なぜこのように旬の期間が長いのかというと、マイワシは回遊魚で沖縄以外のすべての地域で収穫できるからです。 5月から6月にかけては主に関東地方で採れたマイワシが多く流通し、8月から9月は北海道釧路で水揚げされる「釧路まいわし」が旬を迎えます。マイワシですよ、マイワシ! 値上げの影響は受けつつもまだまだ大衆魚。刺身から酢の物、焼き物、干物、出汁の素なんでもござれのガンダムのような汎用性。今回は煮魚でいきますよ! で、いつものように、iketch流でいってもよかったんですが、前々から気になっていた「まかないチャレンジ 河原のあべ」でお馴染みの大将のレシピで紹介します。梅干しは祖母の梅干しが好きな自分なんですが、料理に生かすのが実に下手。梅干しはご飯にオンして食べるのが大好物なんですが、それではあまりに成長がない。やってみるか、大将の料理は基本的になんでもうまいし... ここ学ぶとこでしょとなったわけです。
大将は梅干しの使い方が実に上手。大将の本「究極のおうちまかない飯」(iketchの和食バイブル/KADOKAWA社)にも梅干しを使ったレシピがいっぱい! ポークピカタの梅ケチャップソース、新生姜ときゅうりの梅酢あえ、鶏胸肉の梅しそ揚げなどなど枚挙にいとまがありません。「悔し〜いっ」とハンカチを噛み締める(金爆の「女々しくて」MVみたい... )iketchです。さすが、現役板さん引き出しが広いし深いです。梅干し苦手な人もこれで好きになること請け合いですよ。梅の強烈な酸っぱさが煮込まれることによってマイルドで優しい酸味に変化しています。クセのあるイワシを抵抗なく骨まで食べさせる実力に脱帽です。まず、作ってみましょ。目から鱗ですよ!