仙台出張で「伊達の牛たん」を食べてきたんですが、やはり噂に違わず「うまい」の一言。厚切りなのに柔らかいというのは、ある意味奇跡です。でも、一般的に手に入る牛たんはそうもいきません。感じるのは固さ。そこで姐さんのレシピを参考にします。玉ねぎに漬けることで牛肉が柔らかくなるのは、玉ねぎにはタンパク分解酵素(プロテアーゼ)というものが含まれているからです。 これにはタンパク質をアミノ酸に分解する力があり、お肉に浸透させるとその効果を発揮します。 また、お肉を硬くする原因の一つが筋繊維にあるのですが、玉ねぎの酵素はその繊維などを少しずつ破壊します。

しっとり柔らかい牛たんに仕上がりました! これなら納得できるんじゃないでしょうか?

ま、ね、何が言いたいかというと、近所で買える牛タン焼肉用(厚切り)って固いんですよね。じゃあ国産のいいやつをってなるとびっくりするようなお値段。僕なんて独り身なんで1kgとかお徳用ですとか言われても食べきれません。なるべくお肉は冷凍庫に長く放置したくないじゃないですか。今回もベルクさんですよ。¥500以下です。これで十分です。こいつを上記の「おろし玉ねぎ入りiketch特製くわ焼きの漬けだれ(長い、長い)」に1日漬け込んで焼き上げました。どうでしょうか?

鍬焼き用の漬け込みだれは最初に混ぜ合わせておきます。玉ねぎは新玉ねぎでも普通の玉ねぎでも大丈夫です。しっかりすりおろして混ぜ込んでくださいね!

1枚あたり約¥200の牛たんが専門店の味わいに変わりますよ!

ドボンといっちゃいましょう! ポリ袋はできる限り空気を抜いてくださいね。

しっかり揉み込んで...

後は冷蔵庫にイン! 1〜2時間でOKです。鶏もも肉でも美味しいですよ、やってみて!

「美味しい、柔らかい! うん、いいんじゃないかな」

うまくいったようです。本来鍬焼きは鶏肉、豚肉なんかを漬け込むんですが、今回は牛肉、しかも牛たんという特殊部位です。iketchの心配をよそにいい塩梅で完成しました。付け合わせは焼きねぎとししとうくらいでいいんじゃないでしょうか? 濃厚な味わいのちょっと舌休めになると思いますよ。

焼いたねぎとししとう、青唐辛子味噌を添えて完成です。仙台民に負けませんよ〜

さて、蘊蓄いっときましょう。大阪発祥のくわ焼きは、その昔農民たちが捕まえた野鳥などの肉や魚、野菜などを農具の鋤や鍬で焼いたのが始まりと言われています。江戸時代に仏教の影響で肉をおおっぴらに食べることができなかった農民らが、納屋に隠れて鍬などで肉を焼いたことが起源とされるそうです。

どのレシピをのぞいても醤油、砂糖、味醂がベースみたいでとろみがつくものつかないもの、いろいろありますね。醤油ベースの甘ジョッパい味付けをイメージして貰えばいいと思います。当然、ご飯に合います。お上(おかみ)の目を盗んで小賢しい(失礼)ことするのは今も昔も変わりませんね。仙台の牛たんなんて滅多に食べられません、でも、美味しいものを伝えていくんだと戦ってくれたそんなご先祖様に乾杯! 鍬なんて郷土資料館でしかみたことのないiketchですが、このレシピを伝えてくれたご先祖様に感謝!

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