酒を飲んだ時に沁みる甘じょっぱい味わい。外はカリッとしていて、中身はフワトロ食感。熱々のお出しにおろしやしょうがを溶かしながら、薬味ネギや鰹節などといただく揚げ出し豆腐。うっすら狐色をまとった豆腐に、お出しの輝きと薬味の鮮やかなコントラストで、食べる人の「食べたい!」に訴えかけてくる力がありますよね。ポイントを何点か整理します。豆腐は充填豆腐(水が入っていない日持ちするタイプ)ならそのままでも大丈夫ですが、水の入っているカット豆腐の場合はカット後平皿などにおいて水を出させる(カットすると豆腐から水分が抜けやすいです)かキッチンペーパーで吸わせてください。どちらも絹を使っていただきたいんですが、絹は水分が多いと柔らかすぎてコントロールしづらいです。油に関してはサラダ油でいいんですが、できればキャノーラが良いです。175〜180℃油温で、白くカリッと上がります。薬味類はすりたて、おろしたてのものを直前にのせてください。ここは一手間かけると仕上がりが違います。チューブのものと比べていただくとわかるんですが、味のコントラストがチューブはビビッドに生おろしはマイルドになります。どちらもそれぞれ良さがありますのでお好みでどうぞ。元店長直伝「揚げ出し豆腐」、いってみましょう!

見づらいので鰹節はのせませんでした。千切りの生姜や、みょうがなんかをあしらっても綺麗です。

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