なめろうについては過去ブログ「秋刀魚のなめろう」でやったので細かい蘊蓄はそちらに譲ります。今回は旬のマイワシにご当地味噌(家族の出身地宮崎県)で作った、安いし、美味いし、箸が止まらない絶品なめろうを紹介します。まさに、皿まで舐め尽くしたくなる味わいですよ!

たたきよりは細かく、ミンチよりは荒く。これがiketchのスタンス。あとは大好きなみそに生姜と刻みネギを合わせてゆったりとした晩酌タイムを楽しんでくださいね!

ポイントはいわしに限らず「新鮮な魚(鯵、秋刀魚、いか、鰯など)を使うこと。生姜を効かせるんですが、臭いを消すというよりも「風味をのせる」意味合いで使って欲しいと思います。そもそも漁師さんたちも釣れたての魚で作っていたわけですから、間違っても「フライ、煮魚用」などは使用しないこと。臭うので食べられないですよ!

包丁で味噌や生姜、ネギを巻き込みながらトントンやっていくわけなんですが、自分の好みの食感を是非見つけてみてください。たたきレベルで切り身の食感を味わいたい人や、味噌と渾然一体となった濃厚な食感を味わいたい人もいるでしょう。人それぞれ。20回叩けばいいとか50回以上叩けなんて言いません。お店でも常連さんなんかは「叩きすぎないで」とか注文してくる強者もいらっしゃいます。頑張って色々な魚で仕立てたなめろうを「これこれ! うんまいな〜」なんて笑顔で言われたら、その日のしんどい思いは全部チャラです♪

で、角上さんで新鮮なマイワシが手に入ったので(ここで刺身にするか、なめろうにするかの鮮度で悩むくらいの品質のマイワシがベスト!)、悩んだ末なめろうにしました。食べ慣れた大好きな宮崎の味噌であしらえた「鰯のなめろう」。祖母や祖父に食べさせたかったな... 少しセンチメンタルな気持ちでお猪口を口にしたiketchでした。 

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