幼い頃、名古屋でラーメンというと「スガキヤ」一択だった気がします。住んでたところがすごい田舎だったんで町中華とかそういうのもなくて、でも、スーパーとか、そういう場所には必ず「スガキヤ」の姿がありました。今のマスコットキャラである「スガキヤのスーちゃん」という女の子のキャラはずいぶん可愛くなりましたが、当時は簡単なデザインで描かれ「ラーメンとソフトクリームを視点の定まらない少女が両手に持ってこちらを見つめている」という衝撃的なイラストがトラウマでした。「なぜ、こうなったんだ... 」と思えるようなビジュアルで、とにかくおさげの女の子が怖かった思い出があります。

とはいえ、ラーメンといえばこれで育ちましたし、家族が九州人なので白いスープ(豚骨)にもなんの抵抗もなく、当時小学校の低学年くらいだったかな、基本のラーメンが¥180くらいでしたのでとにかくよく食べた記憶があります。言ってみれば名古屋人の血液みたいなもんです。白濁したスープは甘く、独特な味わいで博多豚骨とも、もちろんどの中華そばとも違う味わいがありました、当然、締めはソフトクリームです。ラーメン食べた後にソフトクリームやパフェといった凶悪なデザートで締めくくるというわけです。


でもね、これが当たり前でしたし何の違和感もありませんでした。今は豚骨も、まぁ、好きなんですがほぼ醤油味のiketchになりました。名古屋もずいぶん遠ざかっているんですが、ふと、食べたくなるんですよね。体が求めているというか。それで関東圏だととにかくスガキヤがありません。何回か進出はしているみたいなんですが、こちらの人には合わないのかもしれないですね。当然、インスタント麺も出てたりするんですが、とにかくあの「白濁したスープ」を再現できていないなぁというのが正直な感想です。で、今回生麺タイプを入手できましたので可能な限り近づける努力をしてみました。
うんうん、これが一番近いかな〜 と思います。麺も生タイプですし、あのスープも健在です。若干軽さを感じはしますが、頑張ってるな「スガキヤ」さんと思いました。面白いものですね。食べてる時は夢中で食べてるのに食べ終わってホッと一息つくと幼い頃の風景や、友達の顔が浮かんできます。

ノスタルジーを感じさせる「スガキヤのラーメン」。この一杯は誰がなんと言おうと、間違いなく今のiketchの一部となっています。










