今か今かと待ち望んでいた方もいらっしゃるのではないかという(いない)、麺屋iketchの新商品「炙り鴨汁うどん」爆誕です! 例によって結論から。僕は何もしてません、以上です。そりゃ、うどん湯がいたり、鴨肉、ネギを調理したりはしましたよ。でも、つゆはノンタッチ。それだけ恐ろしいつゆということです。いいですか、ブーストアップ用の簡単だし(通常iketchは風味を乗せる時は顆粒だしをお湯に溶かした薄いだしなどで麺つゆを希釈することが多いです)すら準備してません、お湯です、お湯だけです(落ち着きなよ)!

武蔵野うどん肉汁風、鴨汁できました! おつゆが尊い。うどんつける前に飲み干したくなる味わいです! すっごい上品な鴨汁つゆ!!

冷凍うどんは正直ピンキリ。これは大正解、美味しい! とみさん、情報提供ありがとうございました!

鴨を炒めた時に出る脂やネギの旨みがでた少量の旨み油こそ、つゆには入れましたが基本それだけです。あとは「ゆず」のみ。味が極端に変化するほどのものではありません。重要なのは「つゆ」本体です。

薬味はこれで十分です。切り立てを準備しときましょうね!

「いいのか、そんなに富士さんを信用して... 」

iketch店長が困惑してますが、気にせずいきましょう。鴨ガラからだしをとるっていうのは当たり前です。ところがこの「鴨つゆ炙り風味」は鴨肉。鴨肉のエキスで作ってるんですよ。なんでもガラ(骨)から出汁を引けばいいというものじゃないって教えてくれてます。確かに鶏ガラ、鴨ガラは強い旨味の出汁が引けますが... 豚骨でもそうなんですけど骨から取るとね、いろいろ癖も出るんですよ。感じたい人は「筑前煮」を鶏もも肉じゃなくて、骨付き手羽元で作ってください。僕の言いたいことがわかるはずです。

そう、「こってり」するんですよ、骨使うと。ネットで見たな、確か天下一品のスープの評価に「こっさり」っていうのがあるの、それです! この鴨汁つゆは「こっさり」が相応しい。強いコクがあるのに後味が軽い、あっさりしていてギトギトの鴨汁っぽくないんです。だから「ガラ」を、富士さんはあえて使わなかったんだと思います。商品は鴨肉のおいしさにとことんこだわった濃縮タイプのつゆの素で、かけそばは6倍希釈、せいろなどのつけそばは4倍希釈を目安に使用するとのこと。鴨肉を香ばしく炙ったような風味と鴨脂のコクを再現している点が特徴で、お湯で希釈するだけで本格的な奥深い味わいに仕上がり、だしを取る手間もコストも不要だそうです。肉の旨みと油の旨みという解釈をしたということです。iketch的には「大正解」だと思います。

こってりしてそうでしょ? それが意外にあっさりしてるんです。これ、業務用だからスーパーで買えません(泣) まぁ、ニーズ、ウォンツもあるんでしょうが、なんとかなりませんか、富士さん!

富士食品工業が7月に新発売した「鴨つゆ炙り風味」なんですが、開発までに相当苦労されたとのことです。鴨のだしをきかせたつゆは、原材料の調達や安定的な大量製造の面で商品化のハードルが高い、とされており、長年の商品開発を経てその難題をクリアしたそうですよ(執念)。「満を持して提案する自信作」(同社商品企画開発担当)という、同社イチ押しの新製品です。で、フードサービスソリューションで試食、試飲させていただいたんですが、調味料メーカーにありがちな(失礼)「調味料でなんとかしました」感がなかったことが最初の驚きだったんです。鴨汁つゆのうまいメーカーなんてiketch、それこそ色々知ってます。だしや醤油関係強いメーカーさんなんかが有力候補です。じゃないんです、原材料、調味料専門メーカーさんです、富士さんは。香りを確かめ、味見をして一言。

「これ作ったのかよ... 」

「この鴨汁つゆ、自信作なんです! 鴨肉で出汁を取りました!」(富士食品工業株式会社女性社員さん)

しばし絶句でした。原材料表を見ると例によって頭が痛くなるほどの材料が読むiketchの心をへし折ってきます。「美居る。2026」月間「晴れ風」の時にも書いたんですが、「何を使ったか」じゃないんです。旨い「鴨つゆ炙り風味」になったか、なんです。富士さん、すごいですよ「鴨つゆ炙り風味」という名に恥じない逸品です。これ、どうだろうな〜 定番のそばはもちろん、うちだったら鴨鍋とか。「鴨」に一工夫を加えることで、ワンランク上の付加価値が期待できますね。うどんチェーンやしゃぶしゃぶ業態などにも展開の幅が広がりますし、鴨汁は「冬」という季節に縛られないところも期待できます。季節提案から通年の差別化メニューまで、こいつ1本でこなせそうですよ!

残念ながら手に入りにくいので、今回は麺屋iketch監修「炙り鴨汁うどん」という形で紹介させていただきますね。うどんは当ブログにコメントいただいた「とみさん」の情報リークによりテーブルマーク(カトキチ)さんの「丹念」。コシが強く、のどごし滑らかな冷凍麺です。具材は株式会社日本アクセス伊那Cさんの合鴨肉(薄切りカット済み)したものをその出てくる油で炒め、軽くレンジアップした筒ネギと炒め合わせました。あとは生の高知県産ゆずです。香りが上品で鴨つゆに負けません。さぁ、どうだ!

これ、今まで食べた(作ってきた)鴨汁うどんの頂点かも(震)。この味に皆さんが出会えることを祈願します。

「... (ズルズルっ)」

「おい、なんか言えよ!」

「ぁあ〜っ... 」

もう、いいでしょ、ありきたりの感想なんて。「老舗の看板鴨汁うどん」です。鴨肉の旨みが出たおつゆがほんと美味しい! 脂でこってりしてるんじゃなくて、旨みで飲ませてくるおつゆです。写真がヘタクソですいませんなんですが、おつゆに浮いている白濁したものが冷凍鴨肉によるもので、これを除くと実にクリアな醤油色のベースとなっています。これ、Amazonで見つからなかった(泣)。業務用鴨つゆ1Gというのが富士さんから出てますがそちらは違う商品なので間違えないように。欲しいな〜 なんとか買えないかな〜 鴨のローストのたれベースとか、鴨すき焼きとか... これお店で出したら忘れられない一品としてお客様の心に残るはず。神奈川に「富士食品工業株式会社」あり、ですね。今後ともおつきあいのほど(いつも店の調味料でお世話になってます)よろしくお願いいたします!

独り言:

企業様の本気って本当すごいですよね! まさに「鴨ベース」の「つゆ」です。また、部位(がら、身など)変えるとこんなに印象が変わるのか〜 ! というのも勉強になりました。一から作るのが難しいシーンって現場には本当によくあります。時間やコストもですが、物理的に材料が揃えられないっていうこと多々ありなんです。この一本が解決してくれそうですよ! ではまた!

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