時短料理月間を戦うiketchに、マルトモさんから強力な援軍がやってきました。その名も「鰹節屋のだし醤油」! もうね、名前が胸張ってます。自信に満ち溢れてます。マルトモさんは1915年から鰹節を日本に届けてきた老舗、105年間日本と共に歩んできた企業です。大正時代といえば僕の祖父母が生まれた時代。大正モダンと言われた華やかな時代に生まれ、暗い昭和初期の太平洋戦争という歴史を乗り越え、高度成長期の日本を伝統の食産業で支え、今、SDGsの流れの中を前を向いて私たちと共に歩き続けてくれてる企業さんです。僕自身も食の道に進んでから幾度となくマルトモさんの商品に支えられてきましたし、今も公私関係なく利用させていただいています。奇を衒うことなく、正直で真っ直ぐな味。きっとその姿勢が多くの人たちに愛されてきた理由なんじゃないかと思います。そのマルトモさんが満を辞して「だし醤油」を作ってきました。昨今、いろんなバックグラウンドを持つ企業が「だし醤油」をラインナップしていますが、iketchはこの流れがあまり好きじゃありません。各メーカーさん「自慢の醤油に出汁を加えただけ」だからです。だから、ムーブメントが起きないんだと思います。まずね、香りだと思うんです。ブログで何度も言ってきたように「見た目」「香り」から料理は始まります。香りと旨味、それがだしの本体です。「出汁を効かせた、醤油」それが「だし醤油」でなければならないとiketchは考えます。まず、「お出汁が美味しい」ことが大前提、美味しいとは香りと旨味です。そこはマルトモさん抜かりがありません。6種のだし( かつお節、宗田がつお節、いわし煮干し、あご煮干し、昆布、しいたけ)のうま味を効かせただしで勝負してきています。かつおで2種類、いわしにとびうお、昆布に椎茸と、旨味成分であるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸のシナジー効果で広がりのある複雑な旨味を表現し、2種のかつお、いわし、とびうおで奥行きのある香りと持続する出汁感の余韻を作り上げています。こんなのね、「鰹節屋=出汁を知り尽くしたエキスパート」じゃなきゃ作れません。こんなに手軽に使える1本で老舗割烹の味を家庭に届けてくれてます、感謝。遠慮なく使っていきましょうよ。鰹節屋の本気に、iketchは調理師の本気で応えていきます。

栄養士さんも塩分をカットして塩味を感じさせるレシピを作るときは「だし」を使いなさいと推奨しています。塩分をただ、40%カットしただと「薄味」と誤解されるかもしれませんが、カットした40%分が旨味に置き換わっていたとしたらどうでしょうか? 塩分が心配な方にこそ「だし」を効かせた料理で美味しさを味わってほしいiketchです!

提供:マルトモファンサイト参加中

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