N VANと初詣と自家製チキンフィレオ。

初詣の日に、思いとともに食べようと思っていた七草料理。出来ませんでした。神様にお話ししてこよう。そして、噛み締めて味わおうと決めていましたが。なんかちょっと沈んだ気持ちで車を走らせていました。初詣も、人日の節句も遅れてしまったけど、神様は怒っていなかったような気がします。「今年のスローガンはこれです。今年の思いはこれです。今年の願いはこれです。そして僕はこうします。だからお力添えください。」　毎年単刀直入です。お守りとおみくじを手に入れて、箭弓さんのお言葉と加護を信じてみましょう。ここ近年では一番の運気かな。小さくガッポーズです。

目標、信念、希望、すべき行動、願望。どれも美しい言葉ですよね、iketchは大好きです。きっと、今年も箭弓さんは力を貸してくれるはず。この日から一年後、訪れる僕を信じて、待っていてくれるはず。出来たことも、出来なかったことも受け止めてくれるはず。そして、何かを僕に教えてくれるはず。九州人の血を引き、名古屋で生まれ育った僕を、京都や東京で勉強させて埼玉の東松山まで導き、埼玉県調理師に育て上げた神様、箭弓さん。稀有な人生を歩ませてもらっている僕だから信じてます、その神通力。つまんない男かもしれないけれど、つまんない人生は歩んでないと胸張れる僕を見守ってくれている箭弓さん。今日は僕に付き合ってくださってありがとうございました。また、来年胸はって鳥居をくぐれるよう努力いたします。

昨日、自分の勤める店で買った美味しいフライドチキン、スーパーの売れ残りマフィンとレタス。初詣から帰り、僕が食べたのは自家製「チキンフィレオ」。うわ、美味しい！　おみくじを目の前に置いてニッコリしながら、作った熱々のフィレオを頬張る至福。「遠いところから、今年もよく来たね。美味しいものでも食べなさい」、そういってくれてるようでした。

未来とは計画を立ててもその通りに行くわけじゃない。人生は一年の行動で決まるわけじゃない。ただ、計画を立てた信念はブレないし、1年分の行動はその先の1年に間違いなく繋がっているでしょ、だから手を合わせて言いました。

「今年度スローガンは「復活を信じて、今できることを一生懸命！」これでいきます！」

そう、神様と向き合った僕に、神様は、

「ひきしおの引くは　満ちくる明日あり　こころ静かに時を待つべし」

と答えてくれました。「月が沈めば日はのぼる。引き潮の後には満ち潮がやってくる。無理をせず、信じる思いを胸にコツコツいきなさい。焦らないように」、あってますか？　月夜に草木は光合成を行いません。二酸化炭素を吐き出すだけです。引き潮ならそこに海はありません。でも、日がのぼれば草木は呼吸を始め酸素を作り出しますし、満ち潮になれば、海は新しい魚介を運んできます。真夜中に朝を叫んでも朝にはならず、引き潮に海を望んでも水はありません。来るべき、その瞬間に確実にその場所で活動できるようにコツコツすべきことを重ねて時を待ちます。神様に会う前に立てていた思いを、知っていらっしゃったんですね。僕は背中をそっと押してくれる箭弓さんの言葉を胸に、今年を走り切りますよ！